Androidスマホで楽天カードをかざして払える「楽天カードタッチ決済」が、2027年1月中旬〜2月中旬ごろに終了します。発表は2026年9月16日。新規の設定受付は、2026年9月30日(水)13時で締め切りです。
代わりに、楽天カードは新しいウォレット決済サービスを2026年10月下旬〜11月中旬ごろに始める予定です。ただし、名前も対応機種も設定方法もまだ発表されていません。
この記事では、楽天ペイの公式告知をもとに、影響を受ける人と受けない人の見分け方、9月30日までに設定しておくべきか、移行までの代わりの払い方を整理します。
楽天カードタッチ決済の終了、何が起きる?
終わるのは、Androidの楽天ペイアプリから設定する「楽天カードタッチ決済」という機能だけです。楽天ペイアプリのタッチ決済機能はなくなりますが、楽天ペイのコード払いや楽天カードそのものが終わるわけではありません。
日付は次の3つです。終了日はまだ確定しておらず、決まりしだい、お知らせやメールで案内されます。
すでに設定している人は、サービス終了まで今までどおり使えます。9月30日の締切で困るのは、これから新しく設定しようとしていた人だけです。
影響を受けるのは誰?
楽天カードをスマホで払う方法はいくつかあり、今回終わるのはそのうちの1つだけです。自分がどれに当てはまるかで、やることが変わります。
楽天カードタッチ決済はもともと、VisaかMastercardブランドの楽天カードでしか使えない機能でした。JCBやAMEXの楽天カードを持っている人は、そもそも対象外です。楽天銀行デビットカードや楽天銀行カード(クレジット一体型)も設定できません。
9月30日13時までに設定しておくべき?
結論から言うと、ほとんどの人は駆け込まなくて大丈夫です。今から設定しても、使えるのは最長で2027年1月中旬〜2月中旬ごろまで。しかも新サービスが始まったら、結局そちらへの移行手続きが必要です。
設定を考えてもいいのは、次の両方に当てはまる人くらいです。
- Androidで、VisaかMastercardのタッチ決済を楽天カードで今すぐ使いたい
- QUICPayが使えず、Visa・Mastercardのタッチ決済だけに対応した店をよく使う
もうひとつ、設定する前に知っておいてほしい注意点があります。楽天カードタッチ決済を使うには、Androidの「タッチ決済で優先して使うアプリ(デフォルトアプリ)」を楽天ペイにする必要があります。
Google Payで三井住友カードなど別のカードのタッチ決済を使っている人は、設定した瞬間にそちらがかざすだけでは動かなくなる可能性があります。端末によっては、Google Payを開いているときだけ別のカードを使う設定もできますが、数か月で終わる機能のためにメインのかざし払いを崩すのは割に合いません。
ポイント還元は変わる?
今回の告知は、あくまで「スマホでかざして払う方法」の入れ替えです。ポイントの付き方については、告知の中で何も触れられていません。
楽天カードタッチ決済は、楽天カードでの通常のカード払いとして扱われます。つまり、たまるのは楽天カードの通常ポイント(1%)です。かざし方が物理カードのタッチ決済やQUICPayに変わっても、カード払いである限り、還元率は同じと考えてかまいません。
楽天ペイのコード払い(楽天キャッシュ払いで最大1.5%)や、楽天市場のSPUも今回の変更とは別の話です。楽天ペイの還元率の見直しについては、楽天の2026年改悪まとめで整理しています。
ポイ活の観点では、終了で損をする人はほぼいない変更です。困るのは、払い方の手間が増える人だけです。
新しいウォレット決済サービスについて分かっていること
9月21日時点で公式に発表されているのは、次の4点だけです。
| 項目 | 公式発表の内容 |
|---|---|
| 提供開始 | 2026年10月下旬〜11月中旬ごろの予定 |
| 設定 | 手続きが必要。方法は別途案内される |
| 対応端末 | 端末によっては利用できない場合がある |
| 移行のお願い | 現在の利用者は、新サービス開始後に移行してほしいとしている |
逆に、サービスの名前、対応するカードブランド、どのアプリで設定するのか、Googleウォレットと関係があるのかは、まだ何も発表されていません。ネット上には予想記事も出ていますが、正式な案内が出るまでは推測です。
特に気をつけたいのが「端末によっては使えない」という一文です。今の楽天カードタッチ決済が使えている端末でも、新サービスに対応するとは限りません。その場合は、次の章の代わりの払い方に切り替えることになります。
移行までの代わりの払い方
新サービスが使えない端末だった場合や、移行が面倒な場合に使える払い方は3つあります。どれも楽天カードで払う限り、たまるのは通常ポイントです。
楽天ペイが使える店なら、タッチ決済よりコード払いのほうがポイントは多くつきます。楽天ポイントカードの提示と組み合わせる方法は、ポイントの多重取り設計で解説しています。
カード本体でタッチ決済をするなら、自分の楽天カードにタッチ決済のマークがあるかを一度見ておいてください。古いカードにはマークが付いていないことがあります。
移行で気をつけたいこと
いちばん気をつけたいのは①です。今回の移行は、「設定方法はメールなどで案内する」と公式が書いています。楽天をかたった偽メールで、「移行手続きはこちら」とカード情報を入力させる手口が出てくることは十分考えられます。楽天ペイの公式ページにも、楽天ペイを装った不審なメールへの注意書きが載っています。
もうひとつは②と③のデフォルトアプリです。タッチ決済が急に通らなくなったときは、まずAndroidの設定からデフォルトの決済アプリを確認してください。設定の場所は機種によって違いますが、「NFC」や「非接触型決済」の項目にあることが多いです。
よくある質問
まとめ:タイプ別にやること
楽天カードタッチ決済の終了は、ポイント還元には影響しない「払い方」の変更です。慌てる必要があるのは、ごく一部の人だけです。
| あなたのタイプ | やること |
|---|---|
| Androidで設定済み | 今は何もしない。10月下旬以降、新サービスの案内を公式アプリ・公式サイトで確認して移行 |
| Androidで未設定 | 基本は駆け込み不要。Google Payで他カードを使っているなら、なおさら設定しない |
| Google PayのQUICPay | 何もしなくていい |
| iPhone | 何もしなくていい |
共通で覚えておきたいのは、移行の手続きは必ず公式アプリか公式サイトから進めること。移行の時期は、偽メールが増えやすい時期でもあります。
楽天経済圏そのものを見直したい人は、楽天ペイ・SPU・クレカ積立の改悪まとめと、主要経済圏の比較もあわせて読んでみてください。

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