SMBC日興証券が、日興フロッギーなどで続けてきたdポイントのサービスを2027年3月31日(予定)で終えると発表しました。記事を読んでdポイントをもらう、dポイントで株(キンカブ)を買う、という使い方ができなくなります。ただし、日興フロッギーもキンカブも続き、持っている株を売る必要はありません。
ポイ活勢にとっての本題は、期間・用途限定のdポイントを株に変えられる出口が1つ減ることです。この記事では、終了までの日付と最終時刻、続くものと終わるもの、そして2027年4月以降にdポイントをどこへ回せばいいかを整理しました。
まず結論:株は売らなくていい。終わるのはdポイントの連携だけ
発表の中身を、利用者目線で3つにまとめるとこうなります。
大事なのは、「期限までにポイントを使い切らなきゃ」と株を買い急がないことです。dポイントで株を買うのは、値動きのある資産を買うということ。失効しそうなポイントの消化先は、ほかにもあります。
また、毎月の上限は5万ポイントなので、まとまったdポイントを最終月に一気に使うことはできません。使う予定がある人は、今から月ごとに分けて計画しておきましょう。
終了までのスケジュール:最終日は「午前11時30分」
発表された予定を日付順に並べました。dポイントを使う期限と、もらう期限が違う点に注意してください。
いちばん間違えやすいのは、最終日の3月31日も、午前11時30分以降はdポイントが使えないことです。「3月31日まで」と覚えていると、当日の夜に注文しようとして間に合わない、ということが起こります。
年末までのほかのポイ活の締切もあわせて確認したい人は、ポイ活締切カレンダー2026年10〜12月も見てください。
終わるもの・続くもの
公式の発表と日興フロッギーの案内をもとに、終わるものと続くものを表にしました。
| サービス | 2027年3月31日まで | 4月以降 |
|---|---|---|
| dポイントでキンカブを買う | 使える(月5万ptまで) | 終了(3/31 11:30から不可) |
| 記事閲覧でdポイントをもらう | 対象記事1本3pt | 終了 |
| 取引・投信つみたてでdポイントをもらう | もらえる | 終了 |
| 日興iDeCo for docomoのdポイント | もらえる(3月拠出分まで) | 終了 |
| 日興フロッギーの記事を読む | 読める | 引き続き読める |
| キンカブで株を売買する(現金) | できる | 引き続きできる |
| 持っている株 | そのまま | そのまま(売る必要なし) |
| THEO+docomo | 使える | 引き続き使える |
表を見るとわかるとおり、証券口座としての機能はすべて残ります。終わるのは、dポイントとつながっていた部分だけです。
なお、名前に「docomo」が付くサービスが全部終わるわけではありません。THEO+docomoは引き続き使えると案内されています。自分が使っているのがどのサービスかを、まず確認してください。
月5万ptの上限:使い切るなら今から月割りで
キンカブでdポイントを使えるのは、100ポイント単位で1か月5万ポイントまでです。残り期間で使える量には上限があります。
| 今から使い始めた場合 | 残りの月数 | 使える上限の目安 |
|---|---|---|
| 2026年10月から | 10月〜3月の6か月 | 最大30万pt |
| 2027年1月から | 1月〜3月の3か月 | 最大15万pt |
| 2027年3月だけ | 1か月(31日は午前11時30分まで) | 最大5万pt |
手元にdポイントが数万ポイント程度なら、急ぐ必要はありません。ただ、dポイントを10万ポイント以上ためていて、株に回すつもりの人は、3月にまとめて使うことはできないので、月ごとに分けて計画しておきましょう。
期間・用途限定dポイントの出口が1つ減る
日興フロッギーは、期間・用途限定のdポイントも株に変えられる数少ない出口でした。キャンペーンや増量でもらう期間・用途限定ポイントは、期限が短いうえに使い道が限られています。そこを、値上がりも期待できる株に変えられたのが日興フロッギーの強みでした。
2027年4月以降、期間・用途限定のdポイントを使う主な先は、次の2つになります。
とくに影響が大きいのは、dポイント交換増量キャンペーンでポイントサイトからdポイントに交換している人です。増量分は期間・用途限定ポイントでもらえるので、その使い道として日興フロッギーで株を買っていた人は、次の出口を決めておく必要があります。
ポイントの出口を1つに頼るリスクは、ポイントの出口設計でくわしく書いています。今回の終了は、まさに「出口が突然なくなる」例のひとつです。
マネックス証券に移す場合の注意点
dポイントをこれからも投資に回したい人の受け皿は、マネックス証券の「dポイントで投資」です。ただし、日興フロッギーと同じことができるわけではありません。
| 項目 | 日興フロッギー(3月まで) | マネックス証券 |
|---|---|---|
| 買えるもの | 株(キンカブ)・ETF・REIT | 投資信託 |
| 使えるdポイント | 通常・期間・用途限定 | 通常・期間・用途限定 |
| 利用単位 | 100pt単位 | 1pt単位(投信の最低購入額は原則100円から) |
| 月の上限 | 5万pt | 5万pt(スポット購入・積立・d払い経由の合計) |
| 保有株の移管 | ― | 自動では移らない(移す必要もない) |
いちばんの違いは、個別株は買えず、投資信託だけという点です。好きな会社の株をポイントで買う楽しみはなくなりますが、オルカンなどの投信に少しずつ回す使い方なら、十分に代わりになります。
使い始めるまでの流れは3ステップです。
マネックス証券でクレカ積立も考えている人は、秋の改定でマネックスカードやdカード PLATINUMの条件が変わっています。マネックス証券のクレカ積立改定もあわせて確認してください。
タイプ別:あなたはどうする?
日興フロッギーの使い方によって、やることが違います。自分に近いタイプを見てください。
いくつかのタイプに当てはまる人は、Cの「期間限定ポイントの出口」から先に決めるのがおすすめです。期間・用途限定ポイントは期限が短いので、出口がないまま放っておくと失効します。
慌てなくていいこと・気をつけること
発表直後は「早く使い切らないと」と焦りがちですが、急いでやる必要があることはほとんどありません。
緑の2つは「やらなくていいこと」、赤の2つは「気をつけること」です。赤の2つだけ覚えておけば十分です。
同じ日にV NEOBANKの終了も発表された
2026年9月30日には、ドコモSMTBネット銀行もV NEOBANKのサービス終了(2027年3月28日)を発表しました。こちらは、銀行でVポイントを貯める・使う仕組みが2027年2月末で終わるという内容です。くわしくはV NEOBANK終了の解説で書いています。
三井住友グループの証券会社がdポイントとの連携をやめ、ドコモの銀行がVポイントの特典をやめる。同じ日に2つの陣営の「乗り入れ」が両方とも終わる形になりました。旧住信SBIネット銀行は2026年8月にドコモSMTBネット銀行へ名前を変えており、dポイントの投資先はドコモと資本関係のあるマネックス証券に寄っていく流れにも見えます。
ただし、どちらの会社も理由ははっきり説明していません。ポイ活の立場から言えるのは、dポイントとVポイントをいいとこ取りする使い方は、今後ますます難しくなりそうということです。どちらか1つに軸足を置くなら、主要経済圏の比較と主軸の選び方が参考になります。
よくある質問
まとめ
日興フロッギーのdポイント投資の終了は、口座や株がなくなる話ではありません。終わるのは「dポイントでもらう・買う」部分で、最終利用は2027年3月31日の午前11時30分です。
- 持っている株:売る必要なし。口座の解約も手続きも不要
- dポイントで株を買う:月5万ptまで。たくさんあるなら今から月割りで
- 最終利用:2027年3月31日 午前11時30分まで(数日前に済ませるのが安全)
- 最後の付与:3月分のdポイントは4月中旬、iDeCo分は8月下旬(予定)
- 4月以降の出口:期限が近い分はd払い、投資に回すならマネックス証券の投信
期間・用途限定ポイントの使い道は、dポイント交換増量キャンペーンとポイントの出口設計でも整理しています。dポイント経済圏全体の変化はdポイント経済圏の2026年改悪まとめで、同じ日に発表されたV NEOBANKの終了はV NEOBANK終了の解説で確認してください。

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