V NEOBANK(ドコモSMTBネット銀行 Vポイント支店)が、2027年3月28日で今のサービスを終えると発表されました。11月の改定が決まったばかりのところに、今度はサービスそのものの終了です。ただ、「終了」という言葉ほど慌てる必要はありません。口座はそのまま残り、終わるのは「銀行でVポイントを貯める・使う」ことです。
この記事では、2026年9月30日の公式発表をもとに、終了までの日付、残るものとなくなるもの、そしてポイ活で使っていた人がどの順番で何を見直せばいいかを整理しました。11月の改定の中身はV NEOBANK改悪の解説で、預金の置き場所は預金ポイント廃止後の10万円の置き場所でくわしく書いています。
まず結論:口座は残る。終わるのは銀行のVポイント
発表の中身を、利用者目線で3行にまとめるとこうなります。
いちばん大事なのは、「サービス終了日(3/28)」と「Vポイントの最終日(2/28)」が1か月ずれていることです。ポイ活目的で使っている人は、3月末ではなく2月末を基準に考えてください。
逆に、給与の受け取りや振込の中継口座として使っているだけなら、いま何かをする必要はありません。急いで解約すると、残り数か月のポイントを自分から捨てることになります。
終了までのスケジュール:押さえる日付は4つ
発表された予定を日付順に並べました。11月の改定と今回の終了は別々の話なので、混ぜずに見てください。
11月から2月までの4か月は、改定後のルールでVポイントが貯まる最後の期間です。たとえば被振込を毎月の上限まで取っている人なら、250pt×4か月で最大1,000pt。これを取りきってから動いても遅くはありません。
年末までのほかの締切とあわせて確認したい人は、ポイ活締切カレンダー2026年10〜12月も見てください。
残るもの・なくなるもの
公式の発表をもとに、3月29日の前後で何が変わるかを表にしました。
| 項目 | 2027年3月28日まで | 3月29日から(予定) |
|---|---|---|
| 支店名 | Vポイント支店 | イチョウ支店 |
| 支店番号・口座番号 | 今の番号 | 変更なし |
| 円普通預金などの預金 | 使える | 引き続き使える |
| 振込・ATM | 使える | 引き続き使える |
| デビットカード | 使える(11/1から1.25%) | 引き続き使える(1.25%の予定) |
| もらえる特典 | Vポイント(2/28の取引まで) | キャッシュバックポイント |
| Vポイントを使う取引 | カードローン返済・スポーツくじ(2/28まで) | 使えない |
表を見るとわかるとおり、銀行としての機能はほぼ全部残ります。なくなるのは「Vポイントが貯まる銀行」という性格だけです。
注意したいのは、3月29日以降の欄に「予定」が多いこと。デビットの1.25%も、キャッシュバックポイントの条件や使い道も、具体的な内容はまだ発表されていません。今の時点で「新サービスのほうが得」「損」と決めつけることはできないので、詳細の発表を待ってから判断しましょう。
なお、レモン支店など、ドコモSMTBネット銀行の通常の支店に別の口座を持っている人もいると思います。今回の発表の対象はVポイント支店の口座だけで、通常の支店の口座がイチョウ支店に変わったり、2つの口座がまとめられたりするという案内はありません。銀行本体の変更点はドコモSMTBネット銀行への移行で判断すべきことで整理しています。
持っているVポイントは消えない。ただし注意が2つ
「V NEOBANKが終わったら、貯めたVポイントはどうなるの?」という心配は要りません。公式発表でも、持っているVポイントはV NEOBANKの終了後もVポイントの提携先で使えると明記されています。提携先での買い物や、ほかのポイントへの交換は、これまでどおりです。
ただし、次の2つには気をつけてください。
②は見落としやすいポイントです。三井住友カードやOliveなど、ほかにもVポイントが貯まるサービスを使っていれば心配は要りません。ほかのポイントの期限もまとめて確認したい人は、ポイント有効期限の総まとめを見てください。
ウエル活をしている人への影響:3月からの特典はVポイントではない
ポイ活勢にとって一番の影響はここです。これまでV NEOBANKで貯めたVポイントは、ウエルシアの毎月20日(ウエル活)で1.5倍の価値で使えました。3月からの特典はVポイントではなくキャッシュバックポイントなので、そのままではウエル活の原資になりません。
キャッシュバックポイントが何に使えるのか、現金として受け取れるのか、ほかのポイントに交換できるのかは、まだ発表されていません。「1.25%が続くから同じ」とは考えないことが大事です。ウエル活に回せたVポイントの1.25%と、使い道のわからないポイントの1.25%は、価値が同じとは限りません。
| 時期 | 銀行でもらえる特典 | ウエル活に回せるか |
|---|---|---|
| 〜2026年10月 | Vポイント(デビット1.5%など) | 回せる |
| 2026年11月〜2027年2月 | Vポイント(デビット1.25%など) | 回せる |
| 2027年3月1日〜 | キャッシュバックポイント(予定) | 未発表(Vポイントではない) |
ウエル活は11月20日から1日の上限が5,000ptに下がることも決まっています(ウエル活の上限改悪)。上限が小さくなる分、毎月コツコツ使う形になるので、ウエル活の原資になるVポイントをどこで貯めるかを、V NEOBANK以外にも持っておくと安心です。
PayPayとVポイントの交換の注意点は、PayPayポイントとVポイントの相互交換で説明しています。
デビットの1.25%は続く予定。でも中身は未発表
発表では、イチョウ支店に移ったあともデビットカードはそのまま使え、還元率は1.25%の予定とされています。ただし、何が対象で、どんなポイントが付くのかはまだ決まっていません。
いまの時点でわかっていること、わかっていないことを分けるとこうなります。
デビットをメインの支払いに使っている人も、いま急いで乗り換える必要はありません。2月まではVポイントで1.25%が付くので、その間に新サービスの詳細を見てから決めれば十分です。
ただ、チャージ用のルートとして使っていた人は話が別です。11月からチャージは対象外になるので、こちらは3月を待たずに見直しが必要です。ほかのチャージルートの状況は高還元チャージルート改悪まとめで確認できます。
タイプ別:あなたはどうする?
V NEOBANKの使い方によって、やることがまったく違います。自分に近いタイプを見てください。
いくつかのタイプに当てはまる人は、一番早く損が出るものから手をつけるのがおすすめです。順番は、11月に変わる被振込とチャージ、2月で終わるVポイント、3月以降の特典の判断、の順になります。
いまやること・やらなくていいこと
発表直後は「早く解約しないと」という声も出がちですが、急ぐ理由はほとんどありません。やることは次の3つだけです。
反対に、いま解約するのはおすすめしません。11月から2月までの4か月分のVポイントを自分から手放すことになりますし、ATMや振込の無料回数も失います。口座を持っていて困ることは特にありません。
また、給与振込先や引き落とし口座の登録を、慌てて別の銀行に変える必要もありません。口座番号は変わらないので、案内が来るまではそのままで大丈夫です。
同じ日に日興フロッギーのdポイント終了も発表された
2026年9月30日には、SMBC日興証券も、日興フロッギーなどで続けてきたdポイントのサービスを2027年3月31日(予定)で終了すると発表しました。終わるのは、株や投信の取引・記事の閲覧でdポイントがもらえる仕組みと、キンカブでdポイントを使える仕組みです。
ドコモの銀行がVポイントの特典をやめ、三井住友グループの証券会社がdポイントの連携をやめる。同じ日に2つの陣営の「乗り入れ」が両方とも終わる形になりました。旧住信SBIネット銀行は2026年8月にドコモSMTBネット銀行へ名前を変えており、ドコモ側の銀行になったことが背景にあると見る人もいます。
ただし、どちらの会社も理由ははっきり説明していません。この記事では「同じ日に発表された」という事実だけを押さえておきます。ポイ活の立場から言えるのは、Vポイントとdポイントの両方をいいとこ取りする使い方は、今後ますます難しくなりそうということです。
どちらか1つの経済圏に軸足を置くなら、主要経済圏の比較と主軸の選び方が参考になります。交換先やサービスが突然なくなるリスクへの備え方は、ポイントの出口設計でまとめています。
日興フロッギーdポイント終了の解説を読む →
よくある質問
まとめ
V NEOBANKの終了は、口座がなくなる話ではありません。終わるのは「銀行でVポイントを貯める・使う」ことで、その最終日は2027年2月28日です。
- 11月1日:デビット1.25%化・チャージ対象外・被振込半減(チャージルートはここで見直す)
- 11月〜2月:改定後のルールでVポイントを取りきる(被振込なら最大1,000pt)
- 2月28日:銀行でVポイントを貯める・使う最終日(カードローン返済・スポーツくじはここまで)
- 3月1日〜:特典はキャッシュバックポイントへ。中身が発表されたら続けるか比べる
- 3月29日:イチョウ支店に移行。口座番号はそのまま、手続きは原則不要
いま解約する必要はなく、新サービスの詳細が出てから判断すれば十分です。被振込の移し先は第一生命NEOBANKの解説、預金の置き場所は10万円の置き場所の比較、11月の改定の中身はV NEOBANK改悪の解説で、それぞれくわしく書いています。

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